きょうだい児、親亡き後

きょうだい児、親亡き後 自己紹介

きょうだい児、親亡き後の暮らし

現在私は50代。ダウン症の兄がいます。

2008年に母、2015年に父が亡くなり親亡き後の生活をしています。私は母が亡くなった2008年から兄の成年後見人を務めています。

途中から財産管理は弁護士さんにお任せするようになり、私は身上監護のみ担当するようになりました。兄は福祉施設に入所しているのですが、施設と打ち合わせて生活面の決定をします。

弁護士さんとは何かあれば電話、メールで連絡を取りどうするか相談。毎年、家庭裁判所に収支報告をする必要がありますので、その際は出向いて書類に署名などします。

ですので兄のことで何かをするというのは年間4~5日程度ですね。子供の頃に想像していたよりは楽にできている気がします。

さて、兄ですが。

会話、筆談ができず、日常生活には常にサポートが必要な重度知的障害者(A2判定)です。

重度ということもあって基本大人しく静かなほうだと思いますが、それなりにこだわりはあって頑固な面もあります。両親の言うことは聞いても、私の言うことは聞かないときもありました。(舐められてる?)

50代後半になり、年齢のせいか反応が遅くなってきたということと、ダウン症では高齢になるので体調面では気になるところではあります。

福祉施設には帰省日がたくさんあった

兄の世話は「思ったより楽に出来ている」と書きましたが、実は最初からこうだったわけじゃないんですよね。

両親のうち、まず母が先に亡くなりましたが、その頃はたくさん帰省日がありました。それはこんな風でした。

春休み、GW、夏休み、冬休み、その他の帰省日、保護者会、学園でのイベントなど保護者が実働するのは年間60日位あったんです。

父は既に80歳を超えていましたから、さすがに一人でやらせるわけにはいきません。その頃は主婦をしながらリモートワークしていたので実家にPCを持ち込んで作業していました。(ただ束縛される感覚は大きかったです)

それで試行錯誤を重ねて施設にお願いして、帰省日を減らしていきました。

もちろん決められた帰省を断るのは罪悪感がありましたが、肉体的にも精神的にもできない状況が多々やってくるようになったんです。「ああ、これ以上できないな」と思う場面が増えてくるんです。

例えば病気や事故をきっかけに人生観が大きく変わったというエピソードを見ることがありますね。これは本人の学びのために起こるものなのですが、それと同じようなことが起き始めました。

自分を変えるためにヒーリングが役立った

40代に入って学んだヒーリングが方向性を示してくれたと思います。

子供の頃から神秘的なことに興味はありました。小学生の時の西洋占星術やタロットに始まり、20代の頃は心理ワーク、セラピー、チャネリングを受ける等してきました。

母が亡くなった時に「自分をケアすることが必要だ」と感じ、まずは霊気(レイキ)を習ったんですね。

ヒーリングを始めると、肉体、精神的に抱えている重たいものを外していけるようになります。重たいものとは「こうあらねばならない」と自分に課している考え方です。

それが徐々に無くなっていくと、自分が本来望んでいる方向へ進んでいくようにもなります。

霊気終了後は約5年をかけて新たにヒーリングの講座を受け始めました。

集中して学んだ5年間で家族との関係を見直し、兄との関係性も大きく変わりました。それが結果として年間60日→4~5日に現れたと思います。

今でも何か困ったことが起きた場合は(そもそも問題も起きませんが)自分はそのことについてどう感じるのか、内省するようにしています。大体は大事にならず解決できていると思います。

今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です